日本人はなぜ近代化につれて神がかっていったのか。皇道派vs.統制派、世界最終戦論、総力戦体制、そして玉砕。昭和の軍人たちの戦争観・戦争哲学を読み解き、「持たざる国」日本のアイロニカルな運命を描き出す。〈受賞情報〉司馬遼太郎賞(第16回)