27歳の主婦坂井泰子さんがアンネ社を設立し、アンネナプキンを世に送り出したのは1961年。高度経済成長のなか、女性の社会進出が一気に加速した時期である。女性の社会進出を支え、その女性たちによって消費されたのが、アンネナプキンだった。