本書は、リレーションシップ・バンキングに関する最近の経済理論を体系的に整理したものであり、一方に"メガバンク""ゆうちょ銀行"、他方に中小・地域金融機関が存在する日本の金融システムの将来を展望する一助になることを願ったささやかな研究である。