鬼には生まれてきたが、鬼どものためによいことばかりをしてみたい、できることなら人間たちのなかまになって、なかよくくらしていきたい、赤鬼が、そう思って村人に親しまれようと苦労をします。青鬼が、その赤鬼を信用させるために、犠牲になって助けます-。鬼同志のまごころがおりかさなってひびきあい、読者の胸深くにとどく「ひろすけ童話」の代表傑作です。
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