日本人より日本通の詩人、アーサーさんの日常とは?「月極」の読み方に悩み、「ほかほか」の英訳を工夫する。謡いの会では羽織を纏い、クリスマスにはサンタの扮装を。旅先では愛猫に手紙を出そうとし、鈴虫に夏を感じる。「酔っ払う」の英語表現の多さに赤面し、戦争続きの母国を憂う。言葉のフシギから、社会、政治問題まで。日々の鮮やかさに気づかされる愉快で豊かなエッセイ集。