二一歳の俊英による衝撃のデビュー作「ソルジェニーツィン試論」、論壇への決別宣言「棲み分ける批評」、ポストモダン社会の実像と来たるべき世界を語る「郵便的不安たち」をはじめ、東浩紀が九〇年代に生み落とした主要な仕事を収録。現代思想、批評、サブカルチャーを郵便的に横断する闘いは、ここから始まった。