「真の豊かさ」を求める時代の到来で、改めて「生きがい」とは何かが問われている。本書は、アメリカにおける人間性心理学等の近年の成果を授用して、人の心を深く掘りさげ、「自己実現」との関わりを中心に生きがいの構造を探る。働くこと、愛すること、高齢化社会で老いを、死をどのように生きるかなど、今日的テーマをとりあげて考察する新しい人生論。