業務アプリケーションは「役に立つもの」でなくてはならない。では、「役に立つ」とは、どのような意味だろうか。何をもって「役に立つ」というのか。この解を持たなければ「役に立つ」システムを開発することはできない。本書は、この解を求める方法について「要求開発」「企業の経営戦略」「マネージメント・システム」という3つのキーワードに焦点をあて、製造業の考え方を取り入れた、ユーザー・ベンダー双方によるシステム設計について解説する。