人生、夕方があれば朝も来る-15歳で家出をした健治は、旅館の下働きから日露戦争軍夫へ、北海道のタコ部屋から三越百貨店の宮中係へと、波瀾の道を歩む。そして信仰を得た彼がたどりついたのは、人の垢を洗うクリーニング業だった。-日本で初めてのドライ・クリーニングの開発、厳しい時代の信仰への圧力との戦い。苦難はなお続いた…。天が与えた職業とは何か!?クリーニングの〔白洋舎〕を興した五十嵐健治の生涯に、事業と信仰の根源を描く!