日本を初めて知った西欧知識人が、当時の日本をどのように観たのかが明快に記されている。第四巻は、築城直後の大坂城で伴天連一行を接見する秀吉と城内の様相を臨場感ゆたかに描く、高山右近を領地から追放した秀吉は、博多で突如、宣教師たちの国外退去を命じる…。毎日出版文化賞、菊池寛賞受賞。