32歳は希望も欲望も薄れていく歳だった。東京の建設会社に勤める重信と、大阪のデザイン事務所に勤める奈加子。偶然出会った、誕生日と苗字と年齢が同じ2人の1年間をユーモラスに描く、遠距離“共感”物語。〈受賞情報〉織田作之助賞(第28回)