• 著者重松清
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062772303
  • 発行2012年4月

かあちゃん

同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。著者が初めて描く「母と子」の物語。
お母ちゃんは、笑うことを禁じた。死んだお父ちゃんの罪を、一生背負うために――。
同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。著者が初めて描く「母と子」の物語。
おふくろが、ものも言わずに、一心不乱に家族の写真をちぎっていく。家族三人の笑顔は、もう貼り合わせることもできないほど、小さなかけらになってしまった。(本文より)

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 砂上
  • 婿どの相逢席
  • ヒロイン
  • 殺意を乗せて... / 西村京太郎旅情ミステリー傑作選
  • 刑事の肖像 / 西村京太郎警察小説傑作選
  • 対岸の家事
  • 私が彼を殺した
  • まずはこれ食べて
  • 冥途のお客
  • 小さいおうち

この本を寄贈した人