• Author雁屋哲 花咲アキラ
  • Publisher小学館
  • ISBN9784091832832
  • Publish Date1993年12月

美味しんぼ 43

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/ナマコの真髄(ナマコの酢の物、クチコ)▼第2話/菜の花五十年(オイカワ、ウグイの焼物、ノビルの酢味噌かけ、菜の花漬け)▼第3話/敗北宣言(巣ごもり卵風ブレッド・スープ)▼第4話/過去との訣別・前編、後編(グジの若狭焼き)▼第5話/食は人を表わす(タラの芽とコゴミのおひたし、ニンニクの丸揚げ、稚鮎の天ぷら、アジフライ、タイ・ヒラメ・シマアジの刺身、牛レバーの刺身、ヤキトリ、牛・トリのモツ鍋、牛のサーロインステーキ)▼第6話/サンドイッチ作戦▼第7話/疑問を抱く心(蒸しそば、うどんすき、そばすき) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/まり子の祖父・二木会長が心臓発作で倒れた。幸いにも一命をとりとめたが、以来ガックリと体が衰えてしまった。なんといっても辛いのは、年を取り、歯がガタガタになって大好物のナマコの酢の物が食べられなくなったことだと言う。「固いものが食べられなくなったら、一匹の動物としておしまいさ」とまで嘆く二木会長。それを聞いた山岡は、会長を能登まで連れ出すことにした(第1話)。▼なんと山岡が食中毒になってしまった。それもかなり危険な状態で、医師は万一の場合を考えて家族を呼んだ方がよいとまで言う。山岡にとって家族といえば、海原雄山ただひとり。だが雄山は「一度縁を切った人間が死のうと、何の関心もない」と周囲の説得を聞こうともしない。いっこうに昏睡から覚めない山岡に周囲がいよいよ覚悟を決めた頃、雄山はある行動に出た…(第2話)。 ●本巻の特徴/食中毒事件を切っ掛けに、お互いの愛を確認しあった山岡とゆう子。いよいよ山岡がプロポーズするのが第4話。本シリーズの中でもハイライトといえる。 ●その他の登場キャラクター/板山社長(第2話)、おチヨ(第2、3、4話)、栗田一家(第5、6話)ゆう子の伯父・沢野(第6話)、中松警部(第7話) ●その他DATA/表紙写真~赤甘鯛の若狭焼き〔調理/平八茶屋〕

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