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  • 著者堀田純司
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062171113
  • 発行2011年9月

僕とツンデレとハイデガー

天災や人災によって日常性を断ち切られると、
人は哲学をもとめる。
この本も、そうした要求にこたえる一つの試みだろう
哲学者 木田 元 
史上最大の情報に囲まれているがなにも確実なものがない現代。不安の時代を生きる私たちに必要なものは「哲学」だった。
確実なものとはなにか。それはどうすれば手に入れられるのか。そんな問いに挑んできた近代哲学を、本書は青春小説として解説。
今までは難解に思われてきたデカルトからハイデガーまでの西洋近代哲学を、少女たちの課外授業として深く面白く解き明かしていきます。
主人公は悩める少年。イデア学園に転生した彼は、少女として顕現した哲学者たちと巡りあい、その講義を受ける。そしてやがて人類究極の謎に直面し、大人になっていく。哲学。それが現代社会に欠けた、大切な人生の指針だった。哲学を知った彼は、強い心をとり戻す。
【目次】
第1章 ルネ・デカルト 
月曜日 神の存在を証明しよう
第2章 ベネディクトゥス・デ・スピノザ
    火曜日 人にとって人が一番大切なもの
第3章 ジョージ・バークリ&デイヴィッド・ヒューム
    水曜日 存在するとは、知覚されることである
第4章 イマヌエル・カント
    木曜日 天なる星空と、内なる道徳法則
第5章 ゲオルグ・ヘーゲル
    金曜日 世界は、絶対知へと向けて発展する無限の運動である
第6章 フリードリヒ・ニーテェ
    土曜日 神は死んだ。しかしなにも変わらなかった
最終章 マルティン・ハイデガー
    日曜日 世界がなければ僕たちもいない。
そして僕たちがいなければ世界もない。僕たちはひとりじゃない

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