今や五万人を超える海外子女。その一割がニューヨークに住んでいる。突然、異言語、異文化の世界に放り込まれ、日夜激しいストレスに直面する子供たちは、さらに帰国後の進学に備えて過酷な日課をこなさなくてはならない。企業中心の孤立した日本人社会のあり方や、海外にまで進出した受験産業の実態なども厳しく問いつつ、報告する。