大きな荷を背に男が『かわせみ』の軒先で雨宿りをしていた。二十数年前に生き別れた兄を尋ね、本所深川の寺を廻っているという。兄弟は再会を果たすも、雨の十三夜に永久の別れを迎える。表題作ほか、「尾花茶屋の娘」「春の鬼」「百千鳥の琴」など七篇を収録。御宿『かわせみ』の面々がおくるおなじみの人情捕物帳シリーズ。
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