商用で江戸へ来た男が大金を持って次々と姿を消す。月に六両の生活費を5人の旦那で都合するという"安囲いの女"が関係しているらしい-表題作のほか7篇。大川端の旅篭「かわせみ」の女主人るい、年下の恋人で剣の達人・神林東吾、彼の親友で八丁堀同心の畝源三郎、名トリオの勘が冴えわたる江戸情緒ゆたかな人情捕物帳。
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