目次 まえがき / p3 1 学ぶということ / p11 学問をするとはどういうことか 大学での学問 一般教養の意味 新しい課題 2 学問へのわたしの歩み / p33 だれでも迷いながら生きていく 鈴鹿おろしの山里で 東京商大への道 思想遍歴の三年間 働きながら 歴史研究への門出 3 現代が背負う二つの課題 / p69 現代を生きるために なぜ比較社会史にひかれたか 近代化日本の中身 近代主義の錯覚 ヨーロッパの苦難 新しい基本概念はいかにして 二つの大きな課題 4 わたしの歴史研究 / p105 〝市民〟とはなにか 〝都市〟をどう考えるか 転換期の社会と人間 転換の時代と精神革命 ヨーロッパ中世の農村 新しい時代の幕は辺境で 〝国家〟とはなにか 5 苦楽一如 / p145 苦しんだ勉強のあとの楽しさ むだ骨こそ 理屈ぬきにまず語学を 十年後のめざめ 最初の〝絵〟を描く 6 対話の学び / p173 ゼミナールの意味 読書でえられないもの 対話のだいじさ 7 現代学問のすすめ / p191 合理と非合理の波 世代の断絶 断絶のかけ橋 現実と理論とをつなぐ 社会科学の課題 捨て石となる勇気 日本の独立のときは必ずくる