1992年暮れ、島根県の民家に落下した隕石は、どうやら火星と木星の間にある小惑星帯からやってきたらしい。6500万年前の恐竜の絶滅も、小惑星が地球に衝突したためだという。これらの小惑星は原始太陽系の生き残りであり、資料の宝庫である。この魅力的な天体を手がかりに、冥王星の向こうの謎の天体とは何か、惑星はなぜ9つか、など、太陽系の誕生と進化の秘密をさぐっていく。