小学校低学年の学級崩壊。明治の学制始まって以来の異変は、なぜ全国的規模で広がっているのか。入学以前の幼児期の問題-。基本的生活習慣の欠如や「良い子」ストレス。子どもが個性化し、授業の進め方も時代遅れになった。対応として、子育て原則の確立や子育ての社会化、一人担任制の強制的な一斉授業から、子どもが納得し共感するゆとりある授業への転換など、提言する。子育て調査と教師体験の実績をふまえた「学級崩壊」の決定版。