『有閑階級の理論』など独創的な業績を残し、経済学において制度学派を創始したヴェブレン。その生涯と人となりを数々のエピソードとともに描き出しながら、難解とされるヴェブレン経済学のきわめて今日的な意義を明らかにする。行き詰まった経済学が再生するための原点と道筋を、誰にでも読める平明な語りで浮き彫りにする。