作家であり、記号論学者でもあるエーコ(1932‐)が、読者は小説をいかに読むべきか、作者は読者にどう読んでほしいと願っているのかを、記号論の概念を駆使して解説する、刺激的な文学入門。虚構の森(=小説)を散策する楽しみはどこにあるのか?そして、フィクションとは一体何なのか?ハーヴァード大学ノートン詩学講義(1992‐93)の記録。