18世紀パリの新風俗となったサロン展。その批評活動に立脚して書かれた『絵画論』関連の4篇を収録。模倣に自然哲学と芸術の接点を見出し、趣味を論じて美の判定の根拠を問う。デッサン・色彩・明暗法・構成等を論じ、シャルダンらの仕事を踏破する、独創的な美学論考。