攻撃は最大の防御、と言われる。しかしクラウゼヴィッツは主張する、「防御は攻撃よりも強力な戦争形式である」。(中)に収録した第四篇‐六篇二〇章では、戦闘、戦力、防御など具体的な軍事行動にかかわる戦術論を、体系的かつ緻密に論述する。