「未来に於ける私の最高の栄誉」となる作品と、バルザックが自負した『艶笑滑稽譚』。社会・風俗への諷刺をきかせたエロティックで大らかな笑いの世界は、文豪の隠れた名作として愛されてきた。ヨーロッパ伝統の滑稽話の形式とラブレー等の語彙を借りた原文の古風な味わいを、流麗な日本語に移し替える。図版多数。全3冊。