世界を震撼させた石油ショック以来、日本経済の構造も様変わりした。だが、産業と生活の両面で現代文明を支える石油の重要性はいささかも変わっていない。本書はロックフェラー、石油メジャー、OPECと交代してきた覇者たちのドラマを描くとともに、石油の価格がどう決まるかを解き明かす。暴騰・暴落は、果して再来するのだろうか?