保守政治はなぜ続くのか。その構造はどう変わりつつあるか。支配体制の腐蝕はどこまで進んだか。佐藤長期政権の時代から"三角大福鈴"5代による混迷の模索、さらに中曽根を経て竹下に至る4半世紀の歩みを検証し、自民党政治の特質を浮かび上がらせる。長い取材経験を生かして、代議士の生態やカネとの結びつきにも光をあてる好著。