東西冷戦構造が崩れるなかで、日本の外交と安全保障のあり方も大きく問われている。これまでの日米安保体制プラス自衛隊増強路線をとりつづけるのか、それとも軍縮への歩みを開始し東アジアの緊張緩和に貢献するのか。「条件付合憲化論」と「完全非武装論」をこえて、平和憲法に則した総合的かつ具体的なオールタナティブを提示する。