• 著者内田博文
  • 出版社岩波書店
  • ISBN9784004316893
  • 発行2017年12月

治安維持法と共謀罪

いま戦前回帰の企てが顕著になっている。治安維持法は市民刑法から治安刑法への転換の象徴であった。戦後、法の廃止に逆らい、治安維持法下の諸制度は「戦時の衣」を「平時の衣」に切り替え、例外から原則の制度に逆転し、拡大されることになった。共謀罪が創設され、いま大きく変容しつつある日本の刑事法を問う。

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