3000年前の昔から人類の生活のなかにとけ込んできたガラスというものが、エレクトロニクスからの、あるいはオプト・エレクトロニクスからの要請によって大きな変貌をとげた。レーザーを使う光通信の伝送路に不可欠なものとして登場したガラスファイバー以来、ガラスは透明度100キロメートルにおよび、不純物の混入を10億分の1の単位で気遣わなければならない超精密機能材料として生まれ変わったのである。