• 著者岡倉一雄
  • 出版社岩波書店
  • ISBN9784006002992
  • 発行2013年9月

父岡倉天心

世界に東洋の芸術、文化を知らしめた岡倉天心。没後百年、生誕百五十年を迎える今日なお、甚大な影響と問題を喚起し続ける思想家である。その生涯は、世界を舞台に公的にも私的にも、起伏に富んだ波乱万丈のものであった。著者である息子岡倉一雄は、知られざる巨人の素顔を浮き彫りにして、奔放で矛盾にみちた天心の生涯をいきいきと再現している。巻末に収載された孫岡倉古志郎の「祖父天心と父一雄のことども」は、天心についての貴重な証言に満ちている。天心を活写した岡倉一雄の好随筆五篇を併せて収録する。

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