現代は、医学の進歩により医療の専門化が進んだとされている。しかし実際には、肩こり、アトピー性皮膚炎、肩潰瘍などのありふれた病気から、膠原病や癌などの難病とされる病気までが増え続けている時代でもある。著者は、病気の成り立ちを免疫学の立場から解き明かし、発症の真の原因と病気にならないための生き方を提示して、包括的な人体観、病気観をわかりやすく示す。健康に過ごすための指針を与えてくれる優れた啓蒙書。