ニューヨークの名門美術館で日本人初の特別研修員となった著者が目のあたりにしたのは、小切手と乾杯のグラスが行き交う豪華絢爛たる世界だった。国からの援助を嫌い、企業と個人からの資金で支えられるアメリカ文化の実情をいきいきと描く。