• Author武田薫/著
  • Publisher朝日新聞社
  • ISBN9784022599384
  • Publish Date2008年0月

オリンピック全大会 : 人と時代と夢の物語

1896年の第1回アテネ大会は参加者240人中200人がギリシャ人、「金メダル」は銀製だった。第2回で女性が初参加し、第4回でメートル法が採用され、第5回で初めて日本人が出場…。近代オリンピックは1世紀を生き延び、出場選手は延べ12万人を超えた。政治や時代を背景に、スタジアムの内外で、無数のドラマが繰り広げられてきた。たとえば第10回ロス大会の馬術。愛馬とともに戦ったバロン西が優勝の瞬間に叫んだ「We won!」。「日本が勝った!」と報道された。そうだろうか?第1回アテネから第28回アテネまで夏の全大会を、エピソードをつなぎつつ、出場日本人を切り口に物語に仕立てる。「アマチュアリズム」「ドーピング」「ジェンダー」など、現在につながるテーマも盛り込んで語り下ろす。

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