好物は東京下町のレバかつ、スズメ焼き-。「戦後最大の思想家」は何を食べ、何を思い、どのように生活してきたのか。「食いしん坊」を広言する著者の食べ物への愛着と、生い立ち、人生、文学、思想が縦横無尽に語られる。飾らない人柄と深遠な思想を垣間見る、著者の魅力あふれる一冊。