【文学/日本文学小説】昭和49年、画家・熊谷守一と妻・秀子のある夏の日を描いた映画「モリのいる場所」(沖田修一監督作品)の小説版。94歳の画家が愛する自邸の庭と小さな命。老夫婦のお茶の間に集う人々。さまざまな視点でディテールを重ねつつ、軽やかに「守一像」に迫る。