平和とは、戦争がないことだけを意味するのではない。抑圧、貧困、飢餓、疾病、環境破壊、放射能汚染など。人間の存在をおびやかす「構造的暴力」があるかぎり真の平和はありえない。日本国憲法は「全世界の国民」に武力なき国際貢献の道を提示した。そして、いまこそその理念を具現化するときがきたのである。