「人物破壊」というキーワードから、政治家・小沢一郎を巡る騒動の背景に国家を支配する非公式権力の姿が浮かび上がる。検察とマスコミによる異分子の抹殺、民主主義を揺るがす日本型スキャンダルの罪、戦後日米関係を左右する密約の正体とは?日本の権力構造を見つめ続けるオランダ人ジャーナリストが「画策者なき陰謀」の正体を喝破した問題書。改題し、小沢一郎と著者の公開対談、震災後を論じた序文を新たに収録。