幼いころから好奇心おうせいなアンネ。しかし戦争などによって楽しい生活が一変、隠れ家にこもることに…。つらい日々でも希望を失わず、日記を書きつづけたアンネは、やがてジャーナリストになるという夢をもつ。その日記に遺されたアンネの願いとは!? 『まんが人物伝』シリーズは、偉人が子ども時代をどう過ごし、どのように困難に立ち向かったかをえがいた伝記まんがの決定版!
■『アンネ・フランク』監修 大塚信先生のポイント紹介
「アンネをより近く」
1971年以来今日まで、アンネの足跡をたどって、彼女の生家、隠れ家、彼女が過ごした3つの収容所(オランダ・ポーランド・ドイツ)を訪れました。アンネを知っている様々な人たちと、親しく交わりました。アンネをより身近に感じる心温まるひと時をえました。
「死んでからもなお生き続ける仕事をしたい」とのアンネの願いは、広島県福山市のホロコースト記念館でも生かされています。
アンネは、エッセー「与えよう」の中で、彼女の思いを伝えています。
すべては小さいことから始まります…
待たないで今すぐ始められるとは、なんとすてきなことでしょう。
わたしたちは世界をゆっくりかえていくのです!
惜しまないで与えられるかぎりあたえましょう!
いつでも何かを、親切だけでも与えることはできるのです!
「平和をつくる人になってください。」と出会う人たちに語り続けられたアンネの父オットーさんのまなざしと、手のぬくもりを今も感じます。
みなさん、この本によってより身近にアンネ・フランクを知ってください。
■目次
プロローグ アンネの日記
第1章 大好きな家族
第2章 たくさんの夢
第3章 隠れ家での生活
第4章 いつか自由になったら
エピローグ 残されたメッセージ