神の存在を前提とせずに「救い」は可能か-。新たに出発した「ギー兄さん」の教会は、活気あふれる三兄弟や改悛した糾弾者など、次第に賛同者を増やし、説教と祈りと霊歌に、現代人の魂の救いを模索していく。そして新築なった礼拝堂で、ギー兄さんの父・総領事の葬儀が行われた…。壮大な魂の葛藤劇、いよいよ佳境に。