夫と過ごす静かな日々のなかで出会った忘れられぬ人。心を過ぎる聖書の言葉。生と死、健康と老い、家族のこと…。『母』『銃口』執筆の過程を綴りながら、生かされてあることに感謝を捧げ続けた生の記録。ふと開いた何気ない一頁、一行のなかに「生きる」糧となる言葉がちりばめられた珠玉の日記エッセイ。