近くの書店で在庫を調べる
  • Author末木文美士
  • PublisherKADOKAWA
  • ISBN9784047036154
  • Publish Date2018年2月

仏教からよむ古典文学

出家に憧れながらも愛欲の世界にとどまり、
歯がゆい生を送ったように見える源氏物語の登場人物たち。
しかしその曖昧さの中にこそ、日本の思想と文学を貫く、
王権と仏法の緊張関係が示されているのではないか──。
源氏・平家物語から徒然草、能、平塚らいてう、夏目漱石まで。
仏教という補助線によって、顕/冥、男性/女性、夢/現などの
物語構造を浮かび上がらせ、日本文学の新たな魅力を引き出す全6章。

>> 続きを表示