児童から読める翻訳ファンタジー文学。
英国アイルランド生まれのファンタジー翻訳児童文学です。読者をハラハラドキドキさせる予想もできないストーリー展開が売りもので、闇の世界の生きものバンパイアを描いているにもかかわらず、暗いイメージが湧いてきません。ドラマティックな広がりを見せる世界の中に、人間の真実を見る作家の目があるからです。家族愛、友情、勇気や冒険心の大切さが裏打ちされています。それが家族そろって読んでいるなどという、幅広い年令の読者層を生んでいます。7巻から9巻までが一続きになっていて、バンパイア元帥になった主人公ダレンが、宿敵のバンパニーズ大王を追う物語になっています。