月の光に映る、太古からの聖地の空間
月の光で撮影する月光写真の第一人者・石川賢治氏が、ここ10年にわたって世界中の秘境を巡って撮影した、雄大なスケールの月光写真集です。氏はこれまでも小学館から「月光浴」)や「大月光浴」を上梓し、以後、新潮社からも「地球月光浴」)などを出版し、いずれも好評を博しています。
今回のテーマは「月の光で見る聖地の空間」。著者自ら「宙(そら)の月光浴」と題した写真の数々には、ほとんど誰も見たことのない不思議な空間が広がっています。誰もいない夜のウユニ塩湖、バオバブの幹が月光に照らされたマダガスカル、稲妻が光るモニュメントバレーなど、人間の姿のない雄大な聖地の月の夜は、見る者の心を癒し、静かな気持ちにさせてくれます。また、石川氏はこのテーマで、現在、大規模な全国巡回展を予定しています。
造本は、愛蔵に堪える上製本とし、本文用紙はクォリティの高いスーパーアート金藤を使用し。印刷は、印刷のハイビジョンと呼ばれる高精細印刷でプリントして、石川氏の静謐な表現を、最大限に再現すると同時に、書籍としての美しさも表現する一冊にしたいと考えております。
【編集担当からのおすすめ情報】
写真のクォリティのみならず、用紙の選択、印刷の技法、製本に至るまで、クォリティを高く保つことにこだわりました。若い人たちにも手に取っていただけるよう、定価を抑えつつ、オブジェとして部屋に置いて、心を休めたいときに手にしていただきたい写真集です。