おふみばあさんが亡くなって身の振り方を案じなくてはならなくなったシュウちゃん。幼い頃からの友人だった倫太郎たちは、一緒に学び生きていけるための「学校」を探すことにした。一方、倫太郎とミツルは暴力グループ赤竜隊のボス豪二と話し合い、学校を良くしていくための接点を見出そうとする。倫太郎たちがつるむのでなくお互い自立しながら行動するようになっていくにつれて、先生たちの行動にも変化が出始めた…。いのちの共鳴を描く灰谷健次郎、感動のライフワーク第八弾。