それは店に届いた一通の簡易裁判所からの訴状。内容は「あなたのネコが車にキズをつけたので裁判をします!」というもの。訴えたのは、裏手のマンションに越してきた川畑氏。彼は何の苦情も相談もなく、いきなり裁判を起こした。川畑氏は後輩の大学生と動物愛護団体の代表者の婦人を証人として呼び、タロウ氏の「飼育責任」を追及。ネコの"逃走経路"を聞かれると「四方八方です」と答える大学生…。一方のタロウ氏は慎重に原告側の主張を崩しにかかる。そして-、裁判官は個別にタロウ氏を呼び出し「示談」を勧めるが…。本当にあった『実録ネコ裁判』の結末は。