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  • 著者加藤光一 坪田信貴
  • 出版社KADOKAWA
  • ISBN9784048961073
  • 発行2018年1月

「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方 / 上司のイライラを消し、部下の折れない心を育てる

「やる気」を引き出す「ほめる」ノウハウ。
有名企業や大学、PTAから見学や講演依頼が殺到し、口コミで大人気の教習所があります。
通称「ほめちぎる教習所」。
三重県にある南部自動車学校は、「ほめる教習」を実践して3年半。常に三重県ナンバーワンの人気を誇り、合格率が上がり、事故率が下がり、生徒数まで増加しています。
若者の車離れが進み、就職のために仕方なく免許を取る人が増え、叱ると泣き出したり、教習に来なくなる…。
そんな教習所が、劇的に変われたきっかけが「ほめる」ことでした。
モチベーションが低い人でも、自発的に考え、能動的に動くようになれる。数千人以上の若者を「ほめて伸ばした」、誰でもできる「ほめる」ノウハウを明かします。
【ほめることは、マネジメント側にもよい効果を与える】
人をほめることで、指導者側(マネジメント側)のイライラが消えた! 長年叱り続けていたベテランも変えた、ほめる効果。
【業績がアップ!】
社員同士に助け合う空気が生まれ、離職者や、ストレスで心を病む人も減り、自然に業績がアップ。
上司のイライラを手放し、部下の折れない心を育てる。
ほめる視点を手にいれることができれば、仕事の進め方、人の育て方が、必ず変化します。
あなたが厳しく叱っても、いまいち効果を感じられないなら、
ほめて人を伸ばすことを、ぜひ実践してみてください。
「ちゃんと止まれてすごいやん」
こんな単純なひと言がどうして効くのか。
実例に加えて科学的・心理学的視点からも解説します。
言葉がけのコツ、相手の性格別の効くほめ方、「ほめにくい相手」のほめ方など、すぐに実践できるはずです。
~解説・坪田信貴~
心理学では叱って相手に言うこと聞かせることを「フィアアピール」と言います。理屈もなく恐怖(フィア)をもって行動させるこの方法は、相手が叱られることを回避しようと、とりあえずの行動を起こすため、その場では何がしかの結果を得ることができます。簡単に成果が得られるため、一度成果を感じた人はフィアアピールを繰り返すようになります。
しかし、それは常にその場しのぎ行動で、長い目で見れば、叱り続けることは、人間の成長には寄与しません。
「叱る」というのは「手段」です。同じ目的を達成できるのであれば、他の手段を選んでも問題はないはずです。本書はその手段として「ほめる」を提案する本ですし、私もその方が合理的だと思っています。

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