「心理学」という「学問」には、分かりやすそうでよく分からない部分がたくさんあります。科学といえば科学だし、ときにはミョーに哲学的だったりして…。児童だって、社会だって、色彩だって、販売だって、とにかく後ろに「心理学」とつけば、それぞれ心理学の立派な一ジャンルになります。ことほどさように間口も広ければ、奥行きも深そうな心理学って一体何なんだという疑問をお持ちの方に、本書をお薦めします。面白く本書を読み進むうちに、心理学の全体像が見えてくるはずです。