大恐慌の絶望から立ち上がり、世界の盟主となったアメリカが築き上げた「世界の平和(パクス・アメリカーナ)」。やがて超大国の繁栄にかげりを落とす、ヴェトナムの傷跡。苦悩し、自省し、模索する、同時代史をみずみずしく描く。