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  • 著者原直正
  • 出版社樹林舎
  • ISBN9784931388710
  • 発行2012年12月

龍蛇神 / 諏訪大明神の中世的展開

『蛙狩神事と本宮拝幣殿方角の謎』-毎年正月元旦の早朝、諏訪大社上社本宮では正面入口の御手洗川の川底より蛙を捕らえ、その後、拝幣殿において神官が三方に載せた蛙を小弓に矢をつがえて射貫き、神前に供える「蛙狩神事」が行われる。本書では、この神事を起点として丹念に史料を紐解きながら、中世、全国に広まった龍蛇神・諏訪大明神のもうひとつの顔とでもいうべき「宇賀神」の姿を浮かび上がらせていく。『御柱神事の循環構造』-7年ごとに巡ってくる寅と申の年に行われる御柱神事。諏訪大社上社の御柱神事には、特別な役目を負った、「山作衆」と「八龍神社氏子衆」という集団がある。これら二つの集団の存在意義を解き明かした論考。

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